常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

gauzy

この時期のヨーロッパでは、白い桜が見られるそうです。しかし近づいてよく見てみると。。。その正体は蛾の幼虫でした。

記事の中の“gauzy”という単語が気になりました。この単語は形容詞なので、元の形“gauze”で『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』で調べてみると、“a light transparent fabric, usually made of cotton or silk”“a thin cotton fabric used for covering and protecting wounds”“material made of a NETWORK of wire; a piece of this”とありました。『ジーニアス英和辞典第四版』(大修館書店)にも同じように載っていました。

ここでは「絹のように薄く、透き通った」と訳すのがいいかなと思います。

また日本語でもそのまま「ガーゼ」と言いますが、“gauze”と少し音が似ていると思いました。日本語の「ガーゼ」は,英語が元になった外来語なのかなと思って調べてみると、ドイツ語の“gaze”からきていることがわかりました。一方で英語の“gauze”は、はっきりとはわかっていませんが、有力な説として、薄織が初めて作られたパレスチナにあるGazaの町の名前からきているそうです。あんまり関係ありませんでした。(One)

When they nest, the larvae coat an entire tree (or bush, or hedgerow, or building, or anything) with layers of gauzy white silk, making everything look ghostly and white. While the silk doesn't do any harm to human-made objects, it can be damaging to plants, causing them to lose their leaves.

http://www.viralnova.com/bird-cherry-ermine-moth/