常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

no-show adj. #2

横浜DeNAベイスターズは、グリエル選手を手放さざるを得なくなってしまいました。チームにとっては大きな痛手であると感じています。JN(電子版 4月3日付)の記事ではこう表現されていました。

BayStars give up on no-show Gurriel

Infielder Yulieski Gurriel, who said his arrival in Japan to join the Yokohama DeNA BayStars was delayed because of an injury, had his contract terminated, the team announced Thursday.

http://the-japan-news.com/news/article/0002057352

まず,ここのgive up onは、「諦める」ではなく「〈事〉に見切りをつける;〈人〉に見捨てる」(『G5』大修館書店)(--“to stop hoping that someone something will change or improve” LDOCE5 )という意味です。GMの視点からすると、「グリエルが来るのを待っていたが、もう待てない」というニュアンスが伝わってきます。

no-showは先輩が書かれていますが,同英和辞典を見ますと、「⦅主に米⦆(約束しながら)現れない人」とありました。しかしここでは,「呼び出しにも応じない,来日しない」といった意味の形容詞として用いられています。「完治したらプレーしたい」と言っているのに対し、来日時期については「分からない」の一点張りだったそうです。(Kawada)

http://d.hatena.ne.jp/A30/20131204/1386131483