常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

varsity #2

打楽器メーカーPearlのCMからです。

         

これは「マーチングスネアFFX varsity series」のひとつです。すでに先輩が取り上げられていますが、ここの varsityが自分には分かりませんでした。

最初は,diversityの-versityやuniverseの-verseと関連した語なのかと考えましたが,『G5』(大修館書店)を見ますと、米国で用いられる表現で、「(大学・学校・クラブなどの、特にスポーツの)代表」と書かれていました。

LDOCE5には“the main team that represents a university, college, or school in a sport”とありました。『英語語源辞典』(研究社)によると、「universityが短縮された形」とあり、さらに「はじめ(17C)はversityが用いられたが19C以降今の形となった」と記載されていました(cf. intervarsity, IVY)。

母音字の変化は「代表,レギュラー」ということを強調したかったために「a」にしたのか、米国アクセントの影響なのかどうかなのかは、残念ながらはっきりしませんでした。宿題にさせてください。(Kawada)

http://d.hatena.ne.jp/A30/20110605/1307260666

https://www.youtube.com/watch?v=sl76n4Cokuw