常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

JACET関東支部月例研究会 感想

本日、早稲田大学で行われたJACET関東支部月例研究会に参加して来ました。日本人英語学習者が目指すべきスピーキング能力について質疑応答を含む約90分のご講演を拝聴することが出来ました。

発表された先生は冒頭、大学の授業で生徒からよく、ネイティブスピーカーのようにペラペラ英語が話せるようになるためにはどうすればいいかということを聞かれると仰っていました。私も実際、全く同じことを思っており、英語を学習するノンネイティブの学生なら少なからずこのような考えを持っている人が多いのではないかと思います。

日本人英語学習者が目指すべきスピーキングとして、主にaccentednessとcomprehensibilityの2点ををベースとして研究が行われたり、その2点をネイティブスピーカーの側から見た場合どのように日本人の英語を捉えるのか、またネイティブスピーカーでもアメリカとシンガポールで違いはあるのかなど、とても興味深い内容でした。

お話を聞き終えてみて感じたことはやはり単語のインプットがスピーキング上達には不可欠だということです。先生方も、基本単語の数をどれだけ言えるか、単語が使えるかではなくどれだけ多く知っているかが重要だとお話されていました。授業の単語テストや単語帳で覚えるだけ覚えた単語を果たして私はスピーキングできちんと生かせているのだとうかと感じました。覚えたつもりになっている単語も沢山ありますし、意味は知っていても使えないという単語も山ほどあるなと思いました。実際、ノンネイティブスピーカーでも英語が上手な方が話すのを聞いていると、そんなに難しい単語を使っているわけでもないのにどうしてパンパン言葉が続くのだろうと疑問に思うことがありました。しかし、これがまさに基本単語をしっかり押さえているということなのだと実感しました。私もネイティブのように、まずは出来るだけ詰まることなく英語が口をついて出てくるように基本語をもう1度見直してみようと思います。

今回は、スピーキング能力を上げるという中々難しい課題のヒントを得られた気がします。今後もネイティブに1歩でも近づけるよう頑張っていこうと思います。(Starlight)