常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会 第249回 研究例会のご案内

日  時: 2014年9月21日(日)午後2時〜5時
会  場: サテライトキャンパスひろしま 6階 604中講義室
広島県民文化センター) 広島市中区大手町1-5-3 TEL: 082-251-3131
参 加 費: 無料

研究発表1
戦後日本の教育関連議論における英語教育:国会会議録を主な素材として
青 田 庄 真 氏(東京大学大学院生)

【概要】1970年代初頭まで、国会における教科教育関連の議論では「科学万能」の風潮のなか理科教育が寡占状態にあった。その後、英語教育関連議論の占める割合は増したが、かつての理科教育ほどの寡占ではなく、議論の関心を押し上げている主な概念は他教科からもアクセス可能なものであるため、理科教育同様に拡散される可能性がある。本研究では理科教育衰退時の構造を教科教育の枠組みを超えて析出し、英語教育との関係について議論する。

研究発表2
関係代名詞の訳出法:その変遷をめぐって
馬 本 勉 氏(県立広島大学

【概要】本発表では,訳読の変遷を明らかにする研究の一環として,明治期の独習書に見られる訳出法の変化を取り上げる。今回は関係代名詞に注目し,漢文で言う「再読文字」のように二度にわたって訳出する方法から,現代的な訳し方に至る変化の実態を報告する。

問合先:県立広島大学 馬本 勉(umamotoアットpu-hiroshima.ac.jp)