常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

中教研に参加させていただいて #1

 本日(6/4),UG先生のご好意により,S区にある某中学校にておこなわれた研究会に参加させていただきました。内容は,授業研究(whatをテーマにした中1向けの授業)とUG先生によるご講演でした。ここでは,見学させていただいた授業の感想を,簡単に述べさせていただきます。
 本日の授業で私が感じとったのは,「授業中,生徒に積極的に英語を使ってほしい」と先生が願っているということです。生徒が英語を使うためのサポートを熱心におこなっている姿が印象的でした。例えば,教科書の本文の内容理解をさせるときに,日本語訳は使わずに,絵や音声や単語から内容を推測させ,最後に文字情報で確認するという手法を用いることで,生徒たちに英語を使うよう自然に促していらっしゃいました。また,生徒が単語を思い出せないときには,最初の音でヒントを与えることで,極力自分の力で思い出させるよう工夫しておられました。授業内で様々な「仕掛け」を作ることで,英語を始めたばかりの中1でも,授業中に生徒が英語を使っている時間が非常に多かった点は自分でも真似ていかなくてはならないことだと思いました。
 授業を見学させていただき,先生の授業の組み立て方が,生徒に大きな影響を与えることを改めて実感しました。先生の問いかけ方,声の大きさ,生徒の引っ張り方など,あらゆることが生徒の反応や授業態度に影響を及ぼします。他の先生の授業を見て,自分の授業を客観化し,授業スキル向上に精進していきたいと感じました。
 最後になりましたが,突然のことにもかかわらず,このような貴重な機会を与えてくださったUG先生,突然の参加を快く受け入れてくださった中学校の先生方にこの場を借りてお礼を申し上げます。本日は,多くのことを学ばせていただき有り難うございました。(Ohyamamoto)