常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会 感想#4

5月18日、拓殖大学の国際教育会館で行われた日本英語教育史学会に参加させていただきました。私は今まで学会というものに参加させていただいたことがなく、右も左も分からないような感覚でしたが、様々な方々の発表を聞かせていただけたことは私にとってとても素晴らしい経験となりました。先生方の研究発表の中では、私の知識不足のため、初めて耳にする単語や表現がありました。なので、日々の学習において、英語だけではなく日本語の語彙もしっかり増やしていかなければならないと感じました。

先生方の研究発表の中でとても印象的だったのは、資料を実際に手に取って見る事ができるということです。もしかしたらこれは研究発表において一般的なことかもしれませんが、この学会に参加させていただかなければ手に取って見ることのできなかったような資料を、実際に手に取って見る事ができ、非常に感銘を受けました。また、UG先生の研究発表の中で、「揚頭法」という初めて耳にする単語がありました。先生は実際に実演もされており、大変分かりやすかったですし、他の先生方も実際にやられていらっしゃったのがとても印象的でした。そして、今日のゼミナールの授業で、発音の指導をしていただく時に先生から楊頭法を提示していただき、非常に工夫された方法であることを体感出来ました。

全体を通し、たくさんの先生方があらゆる観点から英語教育を研究されているのだということを改めて実感しました。異なるタイプの教科書における違いや、指導法の変遷など今回の学会で先生方が発表された事から、自分自身の英語教育に対する興味を大きくしていければと思っています。UG先生、今回はこういった貴重な経験をゼミ生にさせていただき本当にありがとうございました。今後は英語学習のみならず、歴史的な側面からも英語を学んでいければと思っております。(green)