常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ブラックバーン校長のスピーチ

花子とアン」の女学校編最後の山場は卒業式(commencement)でした。とくにブラックバーン校長の餞の辞は(通訳は花)、内容もさることながら、当時の宣教師はこう話していただろうというようなarticulationとelocutionで、見事なものでした。

うちの子に書き写させていて学会が終わり次第、アップしようと目論んでいましたが、すでにネット上に数多くあげられていました。こぴっと遅かった。以下、その内容、訳は花の意訳。

       

My girls.
Grow old along with me.
The best is yet to be.
私の愛する生徒たちよ。我と共に老いよ。
最上なものは、なお後に来たり。

If some decades later you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days of your life.
then…
I must say your education will have been a failure.
今から何十年後かにあなた方がこの学校生活を思い出して、「あの時代が一番幸せだった。楽しかった」と心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。

Life must improve as it takes its course.
人生は進歩です。

Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past,but in the future.
若い時代は準備の時であり、最上なものは過去にあるのではなく将来にあります。

I hope that your pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very and of the journey.
旅路の最後まで希望と理想を持ち続け進んでいく者でありますように。