常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

cement #3

専修大学の2010年度卒業生(平成では22年度)、小野塚彩那選手が、新種目のフリースタイルスキーハーフパイプで、見事銅メダルを獲得しました。記事はThe Japan Times からの引用です。

cementは以前Umeさんが取り上げていますので復習程度です。(cf.cement#2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から) cementと言うと「<物>をセメントで接着する[固める]」でお馴染みですが、転じて、記事では「<友情など>を固める」(『ジーニアス英和辞典 第3版』大修館)となります。しかしここでは、フリースタイルスキーハーフパイプは新種目であり、尚且つ、この種目で小野塚選手が銅メダルを獲得したことを考慮に入れると、「(認知度の)基礎固めをした」あるいは「興味をかきたてた」と解釈できますでしょうか。最後に、語源が気になったので英英辞典(Oxford Dictionaries Online)で調べてみると、cementはラテン語のcaementum からきた単語であることがわかりましたので、併せて覚えておこうと思います。(Shou-VR*)

Onozuka captures bronze in ski halfpipe

Now, Onozuka has further cemented the nation’s rise in action sports.

http://www.japantimes.co.jp/sports/2014/02/21/olympics/onozuka-takes-bronze-in-womens-ski-halfpipe/