常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

研究発表を終えて

8月10日,11日にかけて第39回全国英語教育学会 北海道研究大会が北星学園大学で開催されました。今大会も多くの研究発表が行われ,私も大変恐縮ではありましたが,2つ発表をさせて頂きました。
 1つ目は個人での発表です。「英語授業における考えさせる発問 ―混乱から生まれる生徒の学び―」というタイトルで調査結果を発表させて頂きました。もう1つは「台北市における外国語学習環境−ひとつのカリキュラムと様々な授業実践−」という題目で指導教官との共同発表でした。これら2度の発表を通して「話す≠伝える」という事を再確認することができました。その点について少し書かせて頂きます。
研究発表とはいえ,目の前に話を聞いて下さる方々がいることを考えると,ただ「話す」だけではなく,「伝える」ことを意識しなければなりません。原稿を作って発表する方法もありますが,それでは伝えることにはならないのだと思います。
授業でも教師は生徒の反応を見ながらその場で判断し,どう「伝える」かを考えなる必要があります。研究発表も自分が知っていることを・得ている情報を「伝える」ことにおいては,同じだと感じました。UG先生も「授業のヤマを作る」とよく仰っておられますが,今回の発表においても「研究発表のヤマ」「話のヤマ」をもっと意識できたのではないかと,今になって反省しております。
今後はより分かりやすい,相手の立場に立った「伝え方」が出来るよう,実践の場となる中学校の授業をはじめ,日頃から精進したいと思います。
また当日は,K先生をはじめ多くの先生がたにお越しいただきました。この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。誠に有難うございました。(GP)