常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ground #2

迷子になってしまった少女達がとっさの判断により、少し変わった方法で救出に来たヘリコプターに合図を送り無事に救出されました。

Lost Florida Girls Signal Helicopter With Light-Up Shoes

“My oldest one did mention she thought, ‘I don’t care if I’m grounded forever. I just want to go home,’” Shaffer said.

http://abcnews.go.com/blogs/headlines/2013/03/lost-florida-girls-signal-helicopter-with-light-up-shoes/

救出された女の子の一人のコメントから、表現を拾います。groundは「地面,土」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)などの意味はおなじみですが、ここでは動詞で用いられています。辞書で調べてみると、「(主に米・くだけて)〈子供など〉に外出禁止の罰を与える, …を罰として遊びに行かせない《for》」(ibid)という意味が定義されていました。LDOCEには、"informal to stop a child going out with their friends as a punishment for behaving badly"と定義されていました。

また、別の意味ではありますがgroundは過去にもブログで紹介されています。cf. http://d.hatena.ne.jp/A30/20121030/1351560235

「ずっと外出禁止になってもいいから、ただ家に帰りたい」なんとも子供らしい考え方で微笑ましいですが、何よりも大惨事にならずに無事に救出されるという、微笑ましいと思える事件の結果で良かったです。(Astroriver)