常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

卒業生から

こんにちは。ゼミ卒業生のTです。

寒さもようやく衰え始めましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、先週の土曜日に都立の某高校の校長先生と面接をしまして、その場で採用を頂きました。とてもありがたいことで、喜ばしい限りです。

同高校の生徒たちの英語力からしても、私の英語力では正直かなり不安だと思います。実際、校長先生からも英検1級の優秀賞受賞者やTOEIC満点がざらにいるということも伺いました。

もちろん、過酷な業務の中、今まで以上に自分の英語力を上げていく努力をする必要があると思います。ある意味、アメリカ人が日本で日本人に国語 (日本語)を教えるようなものだからです。

しかし、嘆いていても仕方ありません。私はこれをチャンスととらえることにしました。
もちろん、業務を通して英語力を上げるチャンスでもありますが、それ以上に、私が今とても関心がある「英語・学校教育を通して道徳心を向上させる」の実践の場としては、むしろ生徒が英語が出来ている方が自分のやりたいことを試せるチャンスだと思ったからです。

将来の日本を担う生徒たちには「知」とともに「徳」の力が重要になると信じています。学力低下が騒がれていますが、点数で計れる「見える学力」とともに、「見えない学力」こそ、世界のかけ橋になる「真の国際人」 には重要な要素だと思うからです。

教員を目指した長い闘いが終わり、やっと教員としてのスタートを切ることができることに、温かい言葉をかけてくださったUG先生をはじめ、支えてくださった友人やゼミの先輩、家族、そして彼女には感謝しております。

まだスタートラインに立ったばかりです。失敗ばかりで、多難なスタートになることは覚悟しています。しかし、白洲次郎のような「今に見ていろ」の気概で奮励努力していく決意です。

長文失礼いたしました。
季節の変わり目なので、くれぐれもご自愛ください。(元北千住の帝王)