常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

on the horizon #2

アメリカ政府に寄せられた、スター・ウォーズに出てきたデススターを軍に配備しようという請願への返信がアメリカ政府から来ました。
No 'Death Star' for US, White House says

"The Administration shares your desire for job creation and a strong national defense, but a Death Star isn't on the horizon," wrote Paul Shawcross, chief of the Science and Space Branch at the White House's Office of Management and Budget.

http://www.foxnews.com/science/2013/01/14/no-death-star-for-us-military-white-house-says/

今回取り上げる表現は、on the horizonです。水平線に接している、面している、というような事をイメージしましたが、辞書を引いてみないとよくわかりませんでした。辞書を引いてみると「(近い将来に)起こりそうで、切迫して」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)という意味が載っていました。Collins Dictionariesには、"likely or about to happen or appear"とありました。太陽が水平線からもうすぐ顔を出すか出さないかのような情景を私はイメージしました。
今回の記事では否定文なので、「まだ非現実的である」あたりの意味でしょうか。ちなみに、デス・スターを作るとしたら$850 quadrillionほどかかるそうです。日本円にすると数字の桁が京の位までいってますね。
また、過去にも先輩がon the horizonを取り上げられています。(Astroriver)
cf.http://d.hatena.ne.jp/A30/20100921/1285049499