常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

elbow room

ウィンタースポーツの季節に入っていますが、どうせスキー場などに行くのなら、空いているスキー場で自由に滑りたいですね。スキー場についての記事のタイトルから今回は表現を拾います。

On Maine’s Slopes, Plenty of Elbow Room

http://travel.nytimes.com/2013/01/06/travel/on-maines-slopes-plenty-of-elbow-room.html?hpw

肘の部屋とは何だと最初は思い、調べた後に気が付きましたがここでのroomは余地、余裕などの意味ですね。辞書で調べてみると、elbow room「〈くだけて〉ひじを自由に動かせる程のゆとり;(言動における)自由、活動の余地」(『ウィズダム英和辞典 第二版』三省堂)とありました。LDOCEには、"enough space in which to move easily"とありました。記事中では、「自由に滑れるくらい、ゲレンデに十分な余裕がある」という意味でしょうか。
肘が自由に動かせるぐらいの余裕しか無い、という感じかと思ったのですが、むしろ逆で、肘が自由に動かせるということは、自由に動けるだけの十分な余裕がある、というポジティブな考え方なのでしょうか。(Astroriver)