常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語音声学会(EPSJ)関東支部 第12回研究大会 感想

本日,以前ブログでUG先生がご紹介して下さった日本英語音声学会(EPSJ)関東支部 第12回研究大会に参加して参りました。残念ながらW大学大学院のS君には会えませんでしたが(非常勤をしている付属高校の学園祭のお手伝いだそうで。),同級生の勝田君やMG大学の大学院生ともお話しすることが出来,大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

本題に戻りますが,学会はまず上智大学名誉教授の菅原勉先生の基調講演(テーマ:英語教育と音声学)で始まり,その後2会場に分かれ,計5つの研究発表が行われました。どのご発表も教育現場を意識されたものが多く,私にとっては大変興味深い内容でした。
残念ながらすべての発表をお聞きすることは出来ませんでしたが,音声に関して“教員として把握すべきこと”“音声指導”の在り方について考える良い機会となりました。
例えば,菅原先生はお話の中で「教員自身のIPAに関する必要最低限の理解」を説かれていたり,米山明日香先生は「教育現場における紙辞書の使用(使用率等)」などについてご発表して頂きました。教員一人ひとり,音声に対して考え方は異なると思いますが,基本的な知識や理解を示すことは,教える立場の人として大変重要なことであるなと改めて感じた次第です。
私の場合はまだ採用候補者名簿に登録されただけで,実際に採用が決定したわけではございませんが,今後,教員として何が出来るのかを念頭に置いて研究発表や各種講演を拝聴したいと思います。(GP)