フィリピンの新聞より: mount, bloodbath and storm
先ほど、フィリピンから帰国してきました。また報告は致しますが、ブログ記事にてご挨拶致します。最初に、わたしが不在の間アップして下さったUG先生、GP君ありがとうございました。今日からまた、わたしもブログ記事をアップし始めます。日中関係です。今回はフィリピンの英字新聞The Philippine Star(2012年9月17日付)から英語表現を拾います。
Thousands of anti-Japanese demonstrators mounted protests in cities across China yesterday over disputed islands in the East China Sea, a day after an attempt to storm Tokyo’s embassy in the capital.
(中略)
There were reports of violence. Demonstrators in Shenzhen— some holding a banner calling for “bloodbath” in Tokyo— clashed with riot police, who fired tear gas to disperse the crowd, Hong Kong broadcaster Cable TV showed.
最初のmountとstormの使い方について注目します。このmountは、軍用語で「攻撃を仕掛ける」という意味です。それほどの暴動だったのでしょう。フィリピンのローカルTVでも言葉はわかりませんが、報道されていました。またstormについては、学部卒業生がすでに扱っていました。詳しくはリンク先を御覧ください。storm - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
次のパラグラフに移ります。引用符でくくられたbloodbathです。こちらは「血戦;大殺戮」という意味のほかに「大不況」という意味があります。この単語が引用符でくくられている理由として頭をよぎったのは、Nanking Massacreですが、真意の程はわかりません。ひとつ思うのは、デモや暴動のよって破壊されているのは、中国人の職場で、かえって中国人の雇用が減るのではないかということです。また、このような報道が繰り返されることによって、これから大人になる日本や中国の双方の子供の認識に影響がでるのではないかと、不安になりました。(Othello)