常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bite ~ In the bum

同じく許可をいただき初挑戦します。The Daily Yomiuri (04/17/2012)の18面から英語表現を拾います。

イングランドプレミアリーグで首位を走っているマンチェスター・Uがアストンビラに4−0で快勝しました。
その後のマンチェスター・Uの監督、ファーガソン監督のコメントです。

"The name of the game now is for us to enjoy ourselves and play with the expression we did today," said Ferguson. "You can never be too confident, my experience tells me that there's always something that's going to bite you in the bum. But hopefully we'll avoid that."

ガチガチの直訳では、「私の経験は私にあなたのお尻を噛もうとしているものがいつもあるという事を教える」ですが、ここでのyouは一般的な人を指すyouだと考えられます。bumは「[英略式で]尻、けつ(buttocks)」という意味で、文脈からbite 〜in the bumで「〜に追いつく(=〜のお尻を噛む)」と解釈できます。
よって「経験上、私たちに追いつくものはいつもいるのだ」→「経験上、油断していると寝首をかかれるものだ」となるのではないでしょうか。名門チームの監督を20年以上もやっている人の言葉は深みがありますね。(EnDough)