常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

講演会とデモ授業のお知らせ

神戸女学院大学・田辺です。公開イベント2件ございます。参加ご希望の方は田辺 (tanabeアットmail.kobe-c.ac.jp)までご一報ください。

講演会
【講師】
佐藤=ロスベアグ・ナナ(イーストアングリア大学言語コミュニケーション学科講師)
著書に『文化を翻訳する』(サッポロ堂書店・2011年)、編著に『トランスレーション・スタディーズ』(みすず書房・2011年)他。
【日時】4月9日(月)17時より1時間半程度。
【場所】西宮中央公民館(阪急西宮北口前、ブレラ西宮)6階の603集会室
http://ecity2.nishi.or.jp/GIS/Approot/michi/PAT1/mapmain.asp?TITLE=HP_FACILITY&faid=438
http://www.nishi.or.jp/homepage/kominkan/manabinet-info/shisetuannai/01chuou.pdf

【内容】
1.「イギリスの大学院で学ぶトランスレーション・スタディーズ(イーストアングリア大学とロンドン大学UCLを例に)」
2.「民族学をトランスレーションスタディーズする方法」
第1部ではTSの本場であるイギリスの大学院(修士課程)でどのようなカリキュラムを学べるのかを、講師が務めているイーストアングリア大学と以前に所属し
ていたロンドン大学UCLの修士コースを事例に解説する。
第2部では講師の研究テーマである民族学をトランスレーションスタディーズするその理論や手法について、日本ではまだあまり研究が進んでいない分野なので、TSにおける文化翻訳や民族学における翻訳研究について言及しながら、ケーススタディーズを交えながら解説的に発表を行う。欧米では「言語間翻訳」「国語間翻訳」を大きく超えた研究群が主流になりつつあるが、日本では既存の枠組みにとらわれた研究がまだ多いのが現状である。講師は日本の少数言語であるアイヌの口頭伝承を他言語に翻訳する際の文化の翻訳について研究を行っている。

デモ授業
多言語翻訳支援サイト「みんなの翻訳」のデモンストレーションを行います。(みんなの翻訳サイト http://trans-aid.jp/
講演ではなく、翻訳の公開授業として、見学の形でご参加頂けます。同サイト開発者の影浦先生自らご指導くださいます。またボランティア翻訳の課
題として最適な海外サイトの紹介を、JCAFE主催の浜田氏にお願いしております。大学等で翻訳の授業を担当されている方など、ご興味のおありの方はぜひご参加ください。
【講師】
影浦峡氏(東大・「みんなの翻訳」開発者)
浜田忠久氏(市民のIT活用を支援するNPO、JCAFFE主催)
【日時】 4月10日(火)15時〜16時30分
【場所】  神戸女学院大学文学館2号館22教室(LAII-22)
*会場へのアクセスはホームページをご覧下さい:
http://www.kobe-c.ac.jp/access.html