常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Gap Term?

東大の秋入学推進の意気込みを高く評価していますが,ギャップ・ターム(Gap Term?)という言葉にはひっかかりがありました。term(学期)とyear(年)とう言葉同士の結びつきは無理矢理で,英語では意味不明だからです。同じことを考えている人がblogやtwitterで盛んに指摘をしていますが,「朝日新聞」(1/27東京版夕刊)もこれを取り上げていいました。
記事によると,これは東大「造語」だそうですが,これって苦しい言い訳のような...。日本でしか通用しない言葉をわざわざ推進母体から広めることはないと思います。きっと委員の(英語力のない)誰が思いついて,そのまま「なあなあ」で使われるようになったのでしょう。
まあ,Funky Monkey BABYSなんていう名称にすら目くじらをたてない文化なので,これもこのまま押し切られるような感じがします。しかしながら,世界に発信という意味で東大にはこの点においても英断を求めます。ちなみにNew ZealnadではこうしたGap Yearのうち,海外で見聞を広げるものをOE(Overseas Experience)とか,その長い期間バージョンはBig OEなどと呼んでいました。(UG)