常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

第7回かながわティーチャーズカレッジ感想(Sugiuchi)

 本日,第7回かながわティーチャーズカレッジに参加してきました。今回のテーマは「伝える力」です。このテーマに沿って,今回は「演劇百貨店」という団体からから劇団員を招き,ドラマというコミュニケーション手法を通して「伝える力」について学び合いました。
本日の大まかな流れは,以下の通りです。
1.ワークショップ1
  演劇について,簡単なwarm upを交えて学ぶ。
2.ワークショップ2
  グループに分かれて,実際に静止画を体現するという作業を行う。それを何枚も行い,
  一つの物語を完成させる。
3.発表と振り返り
  ワークショップ2で行ったことを,全体へ発表し,フィードバックをもらう。
 演劇と聞くと,何か恥ずかしく,取っ付きにくい印象を持たれるかと思います。しかし,グループで行うと思ったより,楽しく活動ができるものでした。一つの絵をどう表現するかについて,「背景はどうするか?」や「表情はつけるか?」などについて意見交換をしながら一つの完成体を創り上げることは,とても素晴らしいことです。全体の発表でも,みんなが楽しそうに演劇を行っている姿がとても印象的でした。
 ホールが和やかなムードに包まれる中,最後に演劇百貨店の代表の方が,このようなことを仰っていました。
「今回,一つの演劇を完成させるためにたくさんの意見交換がなされたと思います。その中で,披露できたのはほんの少しの部分だと思います。では,残りの部分は無駄だったのかというと,そうではありません。そういう無駄の中から,本当に伝えたいことは生まれてくるのです。」
 効率化を重視する昨今ですが,無駄を無駄だと思わない,むしろその答えを生み出す過程を大事にすることが「伝える力」を育てるのだと学びました。教師になったら,この考えを生かしていきたいです。(Sugiuchi)