常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Prof. Rod Ellis講演会 感想(Lbow-Shoulder)

横浜国立大学で行われた特別授業に参加させていただきました。講師の先生は,第二言語習得研究や応用言語学の世界的権威である,ロッド・エリス先生です。非常に興味深い内容だったので,この講演会についての感想を述べたいと思います。

講演会に参加して考えたことは「考えること,そして気づくことの重要性」です。ロッド・エリス先生はこれまで自分が受けてきた文法指導とは違った方法を述べられていました。今回の場合は,文章から前置詞句(on March25thやin Marchなど)を抜き出し,それらの前置詞がどのようにして一括りにできるか,その法則を見つけるというようなものです。つまり,意識を文法事項(ここでは前置詞)に向けさせ,考えさせ,結論へ導くという方法でした。これまでの文法指導はただひたすら文法書を読んだり,問題を解いたりすることが多かったのですが,今回の指導方法では,まるでクイズのように楽しみながら学習できます。そしてやはり,法則に気づくことができた時の達成感と喜びがあるほうが学習の効率は上がるのでしょう。今回学んだタスクを実際行うためにも,より学びを深めなければならないと思いました。

今回講演会に参加して多くの方にお世話になりました。特別講師のロッド・エリス先生,横浜国立大学の佐野富士子先生,その他関係者のみなさま,学ぶ機会を設けていただき誠にありがとうございました。また,この講演会についてお知らせしてくださったUG先生,学ぶ機会を与えていただき大変感謝しております。またこれからも積極的に講演会に赴きたいと思います。以上簡単でしたが,感想記とさせていただきます。(ゼミ生 Lbow-Shoulder)