常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

a one and doner

日本の石川遼選手や池田勇太選手も参戦した全米プロゴルフ選手権。今季の男子メジャー最終戦を制したのは25歳の新鋭Keegan Bradley選手でした。今回はUSA today(08/15/11付)の記事の見出しから英語表現を拾っていきます。
Tell us: Is Keegan Bradley the real thing or a one-and-doner?
今回の表現はa one-and-donerです。見出しの内容からも想像は付きますが,直訳すると「ひとつやって、それでおしまいの人」となります。ここでは「一発屋」などと訳すことができると思います。そのため見出しの訳は「Keegan Bradleyは本物かそれとも一発屋的な存在か?」となります。今季の男子ゴルフメジャー全4戦は全て優勝者が異なるため,このような見出しになっています。これは蛇足ですが,one and doneをインターネットで調べてみると,以下のような説明がされていました。
・A term used in sports to describe a team's performance in the playoffs when they win
their first round game but lose in the second round.
・To become extremely intoxicated after only one alcoholic beverage
・This can be used even when playing sport and you only win by one score.
・Having only one child and not wanting anymore.
このようにone and doneはスポーツの他にも,「(お酒)一杯で酔ってしまうこと」や「ひとり生んでそれで終わりにする(一人っ子)」という時にも使われます。(gacha)