常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

jar

石川遼選手も参戦したゴルフの全米オープン。4日間の予選・決勝ラウンドを制したのは,アイルランド出身の22歳,Rory McIlroy選手でした。2位に8打差をつけての圧倒的な勝利とあって,メディアも新時代の到来などと盛り上がっています。今回はUSA TODAY(6/21/11付)の記事“McIlroy's glory adds to Woods' frustration”から英語表現を拾っていきます。(記事の中のyouはTiger Woods選手のことをさしています。)
But you know what they say, out of sight, out of mind, and this week had to be a jarring reminder of just how out of sight you are. Especially when some 22-year-old is tearing up a major, with a smile that makes mothers everywhere want to offer him a plate of cookies. The public just loves new faces.
http://www.usatoday.com/sports/columnist/lopresti/2011-06-20-golf-woods-mcilroy-us-open_n.htm
今回注目する表現はjarです。jarと聞くと「かめ,びん,つぼ」などの意味を思い浮かべます。ここではjarringという形容詞の形で使われていますが,意味はどうなるのでしょうか。辞書で確認してみると「不快な,耳障りな,不調和な」などの意味がありました(『ジー二アス英和辞典』第4版,大修館書店)。this week had to be a jarring reminder of just how out of sight you are. は「今大会の成績は,ウッズ選手をただただ眼中にない,一時代昔の選手にしてしまった。」などと訳せると思います。(gacha)