常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fanfare

世界中で販売されているニンテンドー3DSですが,イギリスでは購入者が健康被害を訴え,商品の返品と全額払い戻しを要求するという事態が起きているようです。
The Nintendo 3DS was launched last month to huge fanfare in Britain, Europe and the U.S.
Gamers, some of whom queued overnight to become the first to own it, soon reported various side-effects. (Mail Onlineより)
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1373578/Nintendo-3DS-headaches-Gamers-left-feeling-ill-playing-new-console.html
今回注目した単語は,以前もこのブログで扱われていたfanfareです。
http://d.hatena.ne.jp/A30/20101112/1289562317
fanfareには主にトランペットなどの金管楽器を用いて何かの始まりの際に流れる音楽というイメージがあると思いますが,ここでは「(はでな)誇示,虚勢;宣伝,広告」という意味で使われています(『ジーニアス英和辞典』第3版,大修館書店)。fanfareの語源ですが,これはフランス語由来のルーマニア語ブラスバンドを意味しているとのことです(Weblio辞典)。
日本だけでなく海外でも大々的に宣伝し,注目を集めたものの,どうやらイギリスでは高評価を得ることが出来ていないみたいですね。(ゼミ生 b.m.)