常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fibula

今シーズンから野球の本場,大リーグのツインズに移籍した西岡剛選手。野球人の夢を叶えた同選手に早くも不運が襲いかかりました。以下はDY(04/09/11付)の記事”Tough break"より抜粋したものです。
Nishioka fractured his left fibula and will be evaluated by a doctor in Minnesota on Friday, and a timetable for his return will be determined.
このニュースが入ってきたその瞬間に研究室で早速、先生から「腓骨」を英語で何というかとたずねられました。答えはfibulaです。辞書で意味を調べてみると「〔解剖〕腓骨(ひこつ)」とありました(『ジー二アス英和辞典』第4版,大修館書店)。これはラテン語からきた言葉で、その他にもcalf boneなどと言うことができるようです。今回,西岡選手は守備の際に相手走者と交錯し,左足の腓骨を骨折してしまいました。足のすねには2つの骨があり、腓骨はそのうちの細い方の骨(あまり必要のないほう)とのことです。ちなみに,すねの太い方の骨は脛骨(脛骨)といい,英語ではtibiaと言います(『ジー二アス英和辞典』同上)。fibula、tibiaとペアで覚えておきたいと思います。ちなみに見出しは「痛い離脱」で、骨を折るのbreakと休みのbreakがかけてありますね。(gacha)