常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

翻訳研究育成プロジェクト

日本通訳翻訳学会からです。(UG)
新年度から始動した「翻訳研究育成プロジェクト」の第1回会合を以下の要領で開催します。
日時:3月21日(月・祝日)13:00-
会場:立教大学池袋キャンパス太刀川記念館第1第2会議室
テーマ:「ベルマン著『ベンヤミンを読む』を読む」(仮タイトルです)
発表者:岸 正樹さん(翻訳家・塾講師)
発表要旨:ベンヤミンの「翻訳者の使命」は難解なテクストである。なぜか。さまざまな理由が考えられるだろう。ベンヤミンのテクストには、それまでの翻訳をめぐる数多くの経験、文化、伝統が凝縮している。ベンヤミンは従来の翻訳観とは異なる新しい翻訳概念を打ち立てようとしている。そしてそれに成功していない…。アントワーヌ・ベルマンは生前国際哲学コレージュでの翻訳学のセミナーで、ベンヤミンの「翻訳者の使命」の読解に力を注いだという。「ベンヤミンを読解するベルマン」を読むことで「翻訳者の使命」という難解なテクストに新たな光をあててみたい。参加者は「翻訳者の使命(課題)」の邦訳をどれか一つ読んできていただきたい。
「翻訳研究育成プロジェクト」 水野 的