常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bone-dry

最近街ではクリスマスに向けイルミネーションがライトアップされたり,百貨店やお店などではクリスマスソングが聞こえてきたりするなど,より一層クリスマスの雰囲気が漂っていますね。そんな中The Japan Times Online(2010/12/10付け)ではクリスマスにおオススメのワインが紹介されていました。その中から気になった表現を取り上げます。
If you're fond of bone-dry whites, try Vernaccia di san Gimignano 2009 (\2,625 Vinarius): A great scent of newly mown hay accompanies nice, light citrus flavors. Nice and light, this one would work well with an entree.
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fg20101210fh.html
今回注目する表現はbone-dryです。『ジーニアス英和辞典』(第3版,大修館書店)で確認してみると,「からからに乾いた」とあり,LDOCEにもcompletely dryとありました。なるほど,骨まで乾いた,つまり真髄まで乾いたという意味なのですね。また『オーレックス英和辞典』(旺文社)を見てみると,(as) dry as boneでも「からからに乾いて」とありました。
さらに関連表現として,bone-tired「疲れきって」,to the bone「骨(の髄)まで,体のしんまで,徹底的に」などがありました。ここからboneを使った表現には,何か物事をする際に「程度が非常に強い」という意味が感じ取れます。(ゼミ生 yori-money)