常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

an alpha type

DY(08/29/10付け)のTHE TIMESにあったThe frozen nest eggという記事からもう一つ表現を見つけました。まず記事の冒頭をご覧ください。

GILLIAN St Lawrence is practically perfect. Clever, funny, beautiful and, by most people’s standards, rich. An alpha type, driven to succeed, she leaves nothing to chance.

今回は文中にあるan alpha typeに注目しました。すでに-typeという表現はゴールデンウィーク合宿で読んだErich SegalのLOVE STORY(Harper Torch)の冒頭に出てきました(http://d.hatena.ne.jp/A30/20100424/1272112959)。解説は割愛して原文だけ載せておきます。

“What can you say about a twenty-five-year old girl who died?
That she was beautiful. And brilliant. That she loved Mozart and Bach. And the Beatles. And me. Once, when she specifically lumped me with those musical types, I asked her what the order was…”(p. 1) 

このtypeを「〜タイプの人」とした場合,この前にあるalphaにはどのような意味があるのでしょうか。早速辞書を使って調べてみることにしました。するとalphaには「 アルファ(Α, α):ギリシャ語アルファベットの第1文字. ▼英語ではaと表記される.」以外にも「⦅主に英⦆アルファ(α)級:3区分の学業成績の最上級. 」という意味があることがわかりました(『プログレッシブ英和辞典』小学館)。つまり,an alpha typeというのは「(成績優秀で)勉強ができるタイプの人」ということになります。

ちなみにalphaの一つ下のランクがbetaになります。辞書で意味を調べると「⦅主に英⦆ベータ(β)級[段階]:3区分の学業成績の第2段階. 」と載っていました(『プログレッシブ英和辞典』同上)。そして,3区分の一番下がgammaとなります。辞書には同様に「⦅主に英⦆ガンマ(γ)級:3区分の学業成績の最下位. 」と記されていました(『プログレッシブ英和辞典』同上)。

自分はどちらかというとa gamma typeの人間なのでもっと頑張りたいと思います。(ゼミ生 camel)