常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

pay-as-you-go

Telegraph.co.ukにイギリスの高速道路の有料化に関する記事がありました。
日本では,最近こそ一部無料化されたものの,高速道路はもともと走った距離に応じて料金が可算されていたので,このイギリスのニュースにはピンとこないかもしれません。しかし,イギリスでは日本とは逆にこれまで,高速道路は基本無料だったのです。
Road pricing 'inevitable', says RAC
A "pay-as-you-go" system could be the answer to congestion, said the report from the foundation's director Professor Stephen Glaister.
http://www.telegraph.co.uk/motoring/news/7871042/Road-pricing-inevitable-says-RAC.html
今回採り上げるのはpay-as-you-goというhyphenatedされた形容詞です。辞書で調べると,pay-as-you-goで「⦅米国用法⦆即金[現金]で支払う(⦅英国用法⦆pay on the nail);借金せずにやって行く;税金を源泉払いする」とありました(『プログレッシブ英和中辞典』小学館)。さらには「1.使った分だけ支払う方式(の),現金払い(の),利用時払い(の),都度払い(の)◆サービスなどの提供を受けた時点で対価を支払うこと 2.〔回線接続料などが〕従量(課金)制(の) 3.〔携帯電話料金などが〕プリペイド(の)」という意味もあります(「英辞郎on the WEB」)。
Swim at your own risk(遊泳禁止)のように,pay-as-you-goというのは結論が先にくる英語らしい表現だと思いました。(院生 小山本)