常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会例会

今回も刺激的なテーマの発表が2件,あります。どうぞふるってご参加ください。(UG)
第230 回研究例会
日 時: 2010 年(平成22)年7 月18 日(日)午後2 時〜5 時
会 場: 専修大学神田キャンパス 7 号館(大学院棟)7 階 773 教室
(東京都千代田区神田神保町3-8)
参加費: 無料 ※研究例会はどなたでもご参加いただけます(予約不要)
問合先: 会報担当(馬本 勉)メール: geppoアットhiset.jp/TEL&FAX: 0824-74-1725
研究発表1「英語教育目的論における<実用>と<教養>の再定義の試み」
拝田 清(拓殖大学[非常勤])
【概要】英語教育目的論では,しばしば「実用と教養の均衡が必要である」との指摘がなされる。その主旨には深く賛同するのだが,自分の授業実践に活かすために「実用」と「教養」とは何かを考えてみると,途端にこれらの概念の曖昧さに突き当たる。本発表では,多様な分野の先行研究を援用して,これまでの「実用」と「教養」を概観する。そして,新しい時代の英語教育目的論に寄与するような「実用」と「教養」の再定義を試みたい。
研究発表2「明治期英文法排撃論と実業界」 斎藤浩一(東京大学大学院[院生])
【概要】明治30 年代から40 年代にかけて、英文法教育の妥当性をめぐり活発な論争が開始さ
れた。そこにおいて提出されている問題は現代のそれと殆ど変わらないと言っても過言ではないが、本発表では、主に当時の実業界の動向を勘案しながら、その因果関係を把握してみたい。
http://hiset.jp/geppo/geppo240.pdf