常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本語なのに...

故郷奈良の「平城遷都1300年」はなぜメジャーにならないのかと考える,Lbow-Shoulderです。
今回は日本語,とくに方言(関西弁)のmind the gap!(以前,Ashahi Weeklyで田邉先生が書かれていたものをパクらせていただきました)について書きます。
私は5年前に東京へ引っ越してきました。引っ越してきて間もない頃,クラスメート(もちろん高校)のAくんと掃除当番をしていた時のことです。教室の掃除も終わりあとは片付けるだけでした。
Lbow:じゃあおれ雑巾洗ってくるから,ごみほっといて。
友人Aくん:わかった。じゃあお疲れ〜。
その後私が教室に戻ってくると,なんとそのままごみが放置されていたのです。さて,みなさんは何がいけなかったと考えますか?お気づきの通り,「ほっといて」が原因でした。(Lbow-Shoulderによると)関西弁で,ほっといてには「捨てる,放置する」という意味があります。したがって,私は「ごみ捨てといて」と言ったつもりでいたのです。その他にも,「(物を)なおす」や「鍵おとす」など伝わらない言葉があることを知りました(この2つはどのような意味でしょうか?)。イントネーションは違うけれど日本語なのにこうも伝わらないか,という驚きは今でも忘れられません。
最後に宣伝させていただきます。奈良は今が旬です。この平城遷都1300年を逃すと次は100年後なので,今夏は「そうだ,奈良へ行こう!」(ゼミ生 鹿は嫌いなLbow-Shoulder)