常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

三日坊主

Blogを書き続けることを宣言したLbow-Shoulderです。宣言してから今日で3日になります。3日目と聞くと気になるのはやはり「三日坊主」にならないか,ですよね。しかし,この「三日坊主」までも記事にしてしまうのが常時英心です。
今回は日本語での意味の確認をし,自分で英語表現を考え,最後に辞書で確認をするという流れで進めます。
まず,三日坊主を国語辞典で調べてみると,「物事に飽きやすく,長続きしないこと。また,その人。」とありました(『大辞泉小学館)。次に英語で何と言うのか考えてみましょう。国語辞典の意味から,The people who get easily tired of something.といったところでしょうか。『スーパー・アンカー和英辞典』(第2版,学研)によると,三日坊主には3通りの表現があります。1つ目は「a quitter(やりとげないで途中でやめてしまう人)」という表現です。2つ目は「やり通す」という意味のstick toを例のように使います(例:He can’t stick to anything for long.)。3つ目は「すぐに諦める」からgive up soon/easilyを使った表現です(例:I bet he’ll give up soon/easily.)。他には,He can’t keep his resolutions longer than a day or two.という表現もあります『プログレッシブ和英中辞典』(第3版,小学館)。
このように三日坊主を説明するための英語表現はいくつもあるのですね。辞書によって違った表現があるため,複数の辞書を愛でてみるのもいいかもしれません。
よく「継続力がない」という言葉を耳にしますが,英訳すると“You can’t stick to anything for long.”と表現できますね。このように「三日坊主」とだけ認識するのではなく,様々な訳し方をすることをこれからは心がけたいと思います。