常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

留学生と語彙学習

Persimmon柿生です。実は,私,1年半前から国際研修館という寮に住んでいます。ここは専修大学に日本語を勉強しに来る短期留学生の寮で,まるで異国にいるようです。留学生と一概に言っても,世界各国からやってきます。現在はカナダのカルガリー大学から23人,シンガポールやマレーシアなどのアジア圏からの6人が留学生活を満喫しています。彼らとともに生活していると様々な事が学べます。今回は,昨日(5/13)の深夜に起こった留学生との“共学”についてお話します。

いつものように相棒である「付箋付き辞書」を手元に置き,英語の勉強に勤しんでいました。すると,ある留学生(from Calgary)が,

「What a crazy dictionary it is!!!」

と驚きの一言。確かに以前「愛でる辞書」という項目で紹介したような辞書をCalgaryでは見ることはできませんよね。彼らは深夜にも関わらず「付箋付き辞書」に興味津々。すると,突然このような質問が…

「これを全部覚えていますか?」

そしておもむろに,私が今までチェックしてきた単語の意味(とても難しい単語)を聞いてきました。これにはびっくり!!!日本語で言っても彼には伝わりません。英語を英語で定義付けしなければならないのです。その時,去年田邉祐司先生がよく授業でやっていらしたwarming upを思い出しました。それは「なんでもいいのである絵を見た後に,それを英語で説明していく」というものです。まさに今,私が置かれているこの状況です。このように辞書を使って“共学”する方法もいいのではないでしょうか。

最近,先生の授業で語彙学習を取り扱っていますが,上記のように,自分の辞書を使って復習も兼ねた語彙学習をやっていくのはすごくいい方法だと思いませんか?いいことはshareする(by 小山本先輩)。ゼミ生ともこの方法で勉強してみようと思った木曜日のmidnight incidentでした。(ゼミ生persimmon柿生)