愛でる辞書
今日の「読売新聞 夕刊」(5/11/10)の記事です。紙の辞書を引くという楽しみが広がることは,大変,結構なことで,初等教育段階でどんどん推し進めていかれることを希望します。ただし,押しつけはいけません。やはり子供自身が自分からの意志で,辞書を引き始めるのが大切。
私の英語授業では「英語辞書愛で運動」を,国語辞書の付箋紙貼りが広まるずっと前—もう20年以上—から,静かに,そして,たんたんと実践してきました。強制はしません。ただいくつかの教育的仕掛けは必要です。それらはあくまで,学習者の内発的な学び心を,ちょっぴり刺激するものです。
しかしながら,辞書を引くことを教室で推し進めなければならない,それをさらに商売にしようというあり方は...う〜ん,ちょっと悲しいかな。でも,活字離れを防ぐには仕方ないのかな...。以上,アンビバエレントな「無害労苦者」(harmless drudge)のつぶやきでした。
http://www.bl.uk/learning/langlit/dic/johnson/drudge/drudge.html
(by UG)