常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

幸せiPhone化計画?

The iPhoning of Korea
How Steve Jobs pried open a sheltered market and changed the way a country uses its mobile phones.

(The Wall Street Jurnal Opinion Journal電子版 4/29/10 http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303828304575181141730922172.html

日本よりもはるかにITC社会の韓国。100人中93人までがケータイ(英mobile phone,米cell phone)を使用し,それも1人が複数台所有するのが常識とのこと。
しかしながら,韓国政府はこれまで国外メーカーのケータイ市場へ参入を嫌い(sheltered market),これまではSamsung( 57% の市場占有率)やLG (同20%)といった国内メーカーを庇護した保護主義政策(protectionism)をとってきました。それが昨年,やっとiPhoneが解禁され,そして,今年はいよいよiPadも導入されるそうです。それがこの記事(iPhoning)の見出しとなったわけです。もちろん,iPhoningはiPhoneといった特定商品の意味もありますが,もはやそこからは離れ,各社の製品も含めた「韓国スマートフォン化」といったメタファー(商品名→一般的な代名詞,名詞,動詞)で使われていると思います。とにもかくにも,ケータイ電話市場は間違いなく次の段階に入りました。それをApple社がこじ開けた(pry open)わけです。Mac派の田邉先生も喜んでおられます。次は小山本さんがすごいものをupされるそうです。(by camel)