常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

et al. 復習

授業で気になった単語を紹介します。

それがet al. /eṭˈæl/ です。音声学の授業で『ロングマン応用言語学用語辞典』(南雲堂)を読んでいたところ、この単語を見つけました。

LDOCEは “written after a list of names to mean that other people are also involved in something” と定義しています。
続いて『ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)には「およびその他の者<3名以上の人(特に共著者)に用いる>」また「およびその他の箇所で<通例論文・法律以外ではおどけて聞こえる>」とありました。

元はラテン語であり、et alii[alia]=and othersを表し、もう一方はet alibi=and elsewhereを意味することがわかりました。

では、よく使われるetc.とはどのような違いがあるのでしょうか。同辞書で調べると、「物には用い, 事には用いられない;I spoke to Mary, Jane, etc.のように用いられることもあるが、失礼な感じがある」としている。つまり、物を列挙する場合はetc.を使い、人や事を列挙する場合にはet al. が使われるようです。(amphibian)