常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Nicole BMWからのlesson

栃木に出張っています。前回は学会で小山でしたが、今回は教員研修のため宇都宮市内におります。

昨日はまたまた自然の脅威と人間力の違いを思い知る1日でした。朝、大学に向かう途中、G30dのリアタイア(運転席側)の空気圧異常を知らせる警告ランプが点灯し、それに従ってpull overして、restartしたものの、ランプは消えず、そのままキャンパスの駐車場へとだましだまし転がしていきました。

研究室に入るやいなや、いつものトーマツBMWのIさんに連絡し、経緯を説明すると、ガソリンスタンドかタイヤ館などにランフラット(run flat)に違和感があると連絡してみてくださいとのこと。

しかし、栃木への出張を翌日に控えており、やはりBMWのdealerにと思い、早々にゼミ(実際には教員研修の資料作成)を終え、一番近いBMW dealerの「Nicole BMW 新百合ケ丘支店」とかいうdealerに持ち込みました。しかしそこで待ち受けていたのは冷たい仕打ち。

氏名は出しませんが、応対した方は「うちはちいさな工場で、手一杯なんです」、「とくに多摩地区と調布地区にあったトーマツBMWさんが撤退して目も回るような忙しさなんです」などなどと「内情」を述べられ(It's YOUR problem!)、「スマート」に追っ払われてしまいました。

レギュラーカスタマーではないので、かつ3シリーズやF10の5シリーズのリコールで大変な状況だということは分かったのですが、せめてどうしたらよいかの「アドバイス」位はほしかった。

急病人が目の前にいるのに追い払うことができる医者なのですね、この店は...(How dare!)。Doctor Zと呼んであげましょう。BMW Japanから最優秀賞のようなものをもらっているはずなのに、なんだかその正体を見た思いでした。BMW Japanのカスタマーセンターにclaimをしたいところですが、ここはぐっとこらえて、ブログに書き込むのみにとどめます。

結局、最後の頼みの綱はIさん。再びG30を自宅まで運転し、彼に経緯をつ耐えました。するとIさんはありとあらゆるところに連絡をしてくれて、最終的にはG30dはレッカー移動(12月以来!)で、トーマツBMWの江東営業所へと運ばれていきました。そして診断の結果、タイヤのど真ん中に釘が突き刺さっていたことが写真とともに送られてきたのです。Just what you don't need when you are extremely busy!

       

ランフラットですから80km程度は保証されているようですが、今、考えるとキャンパス、そしてNicoleへの行き帰り、おしゃかにならずに済んで良かった。

台風なのに出たのが失敗の原因でしたが、これは明日の研修のために仕方ないことでした。Iさんは夕刻にはわざわざ代車 3シリーズを自宅まで持ってきていただきました。会議やなにやらで超忙しいのにcustomer-firstを実践できる人なのでです。クルマのdealerも最後は人であることを、病気の人を目の前にして放っておける人とそうではない人との人間力の差を感じました。Iさん、いつもご迷惑をおかけしてすみません(だからBeemerからほかの車種には移れない)。週末はまたout of townですので、ゆっくり修理してやってください。(UG)

PS 2時間半程度とはいえ、高速を通るので結局、宇都宮には代車の方ではなく、うちのもう一台のBeemer 118dでやってきました。

just what you don’t need when you are busy - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から