常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

wry 復習

aquaさんと同記事、同単語です。

連日の猛暑に、ニワトリも参っています。

前略

I’ve never experienced a summer this hot,” a 57-year-old farmer in charge of production said with a wry smile.

When the temperature spikes, chickens lose their appetite and end up producing smaller eggs. The farmers have been battling the heat by spraying water on the chickens every hour, feeding them at daybreak when it is relatively cool, and splashing water over the poultry houses’ roofs

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0004631111

取り上げる単語はwry /raɪ/ です。文脈から、”wry smile” で「苦笑い」を意味しているのではないかと推測しました。

ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)では「(顔などが)しかめた、ゆがめた、苦笑いの、(ユーモア・発言などが)皮肉たっぷりの、(意味などを)曲げられた、こじつけの」とありました。また、LDOCEには “a wry expression or wry humour shows that you know a situation is bad, but you also think it is slightly amusing” と記載があります。goo辞書をみると、由来は古期英語のwrigian(向かう、骨折る、傾向がある、急にそれる)であることが分かります。

記事に戻ると、鶏舎の中は40度に達する日もあるそうです。そのような高温下ではニワトリも餌を食べなくなります。結果として小さな卵を産んでしまいます。それらを避けるために1時間おきに水を浴びせる等の工夫がなされています。この暑さに音を上げているのは人間だけではなかったようです。(seventh-dan)

awry 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から