常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

yin-yang 復習

Academic tutorials という授業の中で触れた単語を紹介します。

yin-yangです。初めこの単語を聞いた時は、直ぐに意味を当てることができませんでしたが、全体的なイメージとして中国語に由来する語であると推測しました。実際の意味を確認していきます。

『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)で引いたところ、「(中国哲学)陰陽」とあり、参考欄には “They have domestic problems up the yin-yang” 「彼らは国内問題をどっさり抱えている」と記載されていました。くだけた言い回しとしてよく用いられるそうです。

次に、Dictionary.comでの定義を確認すると、“(in Chinese philosophy and religion) two principles, one negative, dark, and feminine (yin), and one positive, bright, and masculine (yang), whose interaction influences the destines of creatures and things.” とあります。この時点で思い起こされるのが、所謂「太極図」の印で、これは2つの対極する存在がお互いに作用し合い、永遠と繰り返されることを意味しています。

まとめると、yin-yangは哲学的観点から捉えられた男女の相互関係の本質を示しています、上記の定義にも記述がありますように、その他にも「能動的」と「受動的」など、人の特性を表す表現であることが見て取れます。(bro-taro-world @ Calgary)

Cf. South Korea's national flag