常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

benign 復習

 ホワイトハウスはトランプ米大統領のメラニア夫人が腎臓の治療を受けるために入院したと発表しました。

Melania Trump undergoes kidney surgery; will remain hospitalized through the week

First lady Melania Trump underwent a procedure to treat a benign kidney condition Monday morning, the White House said in a statement.

Trump underwent an embolization procedure at Walter Reed National Military Medical Center that "was successful and there were no complications."

以下省略

https://www.usatoday.com/story/life/people/2018/05/14/first-lady-melania-trump-undergoes-kidney-surgery/608925002/

 benign / bɪnάɪn / を取り上げます。『ウィズダム英和辞典』を引いたところ、第2義に「〈物が〉(環境などに)害のない」とありました。また、「英辞郎 on the WEB」には「〔影響や効果が〕無害な、安全な」と載っており、記事ではこの意味で使われているのだと思います。確認のためにLDOCEも引いたところ、英和辞典にあった語義とは異なりますが、“a benign tumour is not caused by cancer”という定義が載っていました。医学用語としては「良性の」という意味で使われるようです。ちなみに、『ウィズダム英和辞典』の第1義には「〈ひと・性質・行動などが〉親切な、優しい、悪意のない」とありました。他の辞書を確認してみてもこの語義が初めにきていることが多く、この意味で使われることが多い単語であることが分かりました。(Blue Sky)