常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

a new kid on the block 復習

 本日取り上げるフレーズは、a new kid on the blockです。語学研修の授業内(discussion)で触れた内容から選別しました。

 さて、このフレーズにはどのような意味があるのでしょうか。初め、kidの意義に「若者を指す、子供っぽい人に対しての一般的な呼称」があることは既知であったため、blockを1つの段階と捉えて「社会へ新たな一歩を踏み出した若者」という解釈になるのではないかと予測しました。

『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)を引いたところ、「[近所に引っ越して来た子] → 新入り、新規参入したもの」とありました。また、Cambridge Dictionary によると、“someone who is new in a place or organization and has many things to learn about it:” と定義されています。

  no kiddingやjust kiddingは日常でも耳にする表現ですが、その他のkidを含むフレーズを確認したいと思います。I kid you not「本気で言っている」、kid around「ふざける」、not kid around「いい加減でない」、Who is A trying to kid?「だれがAの言うことなど信じるものですか」などが同辞書に記載されていました。(bro-taro-world @ Calgary)

cf. New Kids On The Block – Step by Step
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック

P.S: 私は、子供の頃に観た「goal」という1人のサッカー選手の物語を描いた洋画が今でもお気に入りです(メキシコ、アメリカ、イギリスが話の舞台で、メキシコ特有のスペイン語も飛び交い、多くのキャスト陣はイギリス英語が強め)。その映画のあるシーンでthe new kid on the blockが使われており、当時は訳が分からなかったものの、こうしてまた出会えたことに細やかな喜びを感じています。

a new kid on the block 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から