常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

scat 復習

オレゴン大学による研究で近年クマが果物を食べることによって生命体に影響を及ぼしていることが明らかになりました。

Does a bear leave scat in the woods? The answer is obvious, but not the long-term effects on ecosystems.
A study by Oregon State University researchers concludes that brown and black bears — not birds, as commonly thought — are the primary distributors of small fruits in southeast Alaska, spreading the seeds through their excrement.
https://www.japantimes.co.jp/news/2018/02/18/world/science-health-world/bear-alaska-woods-disperse-seeds/#.Won4SHCRWEc

scat /skˈæt / を取り上げます。『ジーニアス英和辞典』を参照すると一つ目の意味に「スキャット(で歌う)」とあります。インターネットで調べるとスキャットとは主にジャズの歌唱法で意味のない“ダバダバ” “パヤパヤ”などの音に合わせてアドリブに歌うことを意味するようです。二つ目の意味には「急いで立ち去れ;ぐずぐずするな」とありました。このどちらの意味にも合わないのでMerriam-Websterで調べると“an animal fecal dropping”と定義されていました。今回はこちらの意味で用いられています。
またscatologyで「糞便学、(特に糞尿や排泄行為を扱う)わいせつ文学、わいせつな言葉、スカトロジー」、scatologicalで「糞尿趣味の、スカトロジーの」を意味します。(Kiwi girl)