常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

satirical 復習

 ムーミンの作者であるTove Janson (トーベヤンソン)は幼い頃から、風刺政治漫画を描いていました。もしかするとこの様な経験があったから、ムーミンの世界を創りあげるまでに至ったのかもしれません。

Writer and illustrator Janson spent her childhood summer in a country cottage on an island Helsinki where the imaginative girl played for hours on end in nature.

Early in the carrer, she drew satirical political cartoon that celebrated diversity, and maybe it was this combination that led her to create the world of moomin where peculiar characters live together.

(Asahi Weekly, 2017年7月2日号)

 今回は、"satirical" /sətírɪk(ə)l/という単語の復習です。
 “political cartoon”を形容できるものをイメージすると、時事や政治を描く「風刺画」が浮かび、政治の絵は世の中を非難したものとはっきりはまったように思えました。なので、「非難した、批判した」あたりの意味であろうと推測しました。
 その推測をもとに改めて、辞書を引くと「皮肉っぽい、嫌みな」という意味と、「風刺を好む、風刺の」という意味が載っていました(『ジーニアス』)。そこで今一度、「風刺」というを言葉を調べてみると「遠回しに社会、人物などを批判する。その批判を嘲笑的に表現する。」とありました。(Hapi.dra)