blue
昨日の応用言語学の授業で日本人とイギリス・アメリカ人の色のイメージの違いについて学びました。中でも「貴族の血統」を“blue blood”と表現することが印象深かったので“blue”について更に詳しく調べてみました。上記の表現では「血管の色」を表しているそうです。(ブログで取り上げられていました。)
『ブルーワー英語故事成語大辞典』(大修館)の“colours”の項目では、授業で習ったように色には象徴的な意味合いがあり、「教会」「紋章」「宝石」などそれぞれの場面で異なるとありました。
中でも「青」はそもそも「希望や神の御業の愛」などを象徴するそうです。紋章では「azure(青色)とともに用いられ、純潔、忠誠、誠実」、美術では「誠実、信仰」、教会装飾では「16世紀までは緑と区別なく、日曜日のために使われた色」、埋葬では「神に対しては永遠、人間には不死」、金属では「すず」、宝石は「サファイア」、惑星では「木星」を表し、比較的いい意味で使われています。
ただの「色」でも歴史や習慣と関連性が高く非常に勉強になります。(flying bird)