常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

foam 復習

昨日久しぶりに姉と一緒に料理を作りました。

ハロウィンだったということもあり、かぼちゃのサラダを作ったのですが、かぼちゃを煮込んでいて、灰汁が出てきたとき、ふと「灰汁」を英語でなんというのか気になったので調べてみました。

まず、英辞郎on the WEBで調べてみると、"foam"や"lye"、"scum"などとありました。
"foam"は主な料理で使われ、「小さな泡の集まり」を表す語であり、汚さを強調せず「灰汁」を表現できます。
"scum"は煮汁の表面に浮くものを指し、"foam"と違って多少汚いイメージがあります。
さらに、"lye"は「洗剤として用いる灰汁」のことを指します。

また、『ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)でも確認してみると、"foam"には、「洗顔フォーム」ともいうように、「泡、泡つばき、泡状物質」という意味がありました。煮込んでいると泡状の灰汁が浮いてくる様子から連想できるかと思います。
"scum"は「(沸騰、発酵などで液体表面に生じる不潔な)浮きかす、あく、皮膜」や、俗語で「(人間の)かす、くず」といういみもありました。

今回の場合は料理のさいに野菜から出るあくなので"foam"が適していると考えられます。(Akim)

foam at the mouth - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
scumbags - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
scum - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から