常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会 第 257 回 研究例会のご案内

3月の研究例会は四天王寺大学あべのハルカスサテライトキャンパスで明日、開催されます。

第 257 回 研究例会のご案内
日 時: 2016年3月20日(日)午後2時~
会 場: 四天王寺大学あべのハルカスサテライトキャンパス
(大阪市阿倍野区 あべのハルカス23階) 参 加 費: 無料

例会のプログラムは以下の通りです。
英語教育史入門セミナー(5)
 外地での英語教育―満洲を中心に―
 佐藤 惠一 氏(日本大学非常勤講師)

【概要】 戦中における外地での日本人子弟教育はどのように行われていたので あろうか?そんな素朴な疑問と元来中国の生活や文化・言語に興味があった私は 満 洲を中心として徐々に台湾や朝鮮へと東 アジアの植民地教育に関心を抱くよ うになりました。始めた当初は、こうした外地の教育を、しかも英語を中心に調 査をする研究者はほとんど存在せず (またそうした資料も少ないこともあっ て)、先駆的なことだったとは思いますが、現在ではこうした分野もインター ネットの普及とともに国内 でも少しずつ進んできていると思われます。私の場 合かつてこの学会で満洲を中心に文章に残し、台湾や朝鮮については発表をさせ ていただ きましたが、今回は自分自身への確認も含め、日本が大東亜共栄圏構 想の原点とした満洲を中心に日本人子弟教育がどう行われていたかその一 端を ご紹介していきたいと思います。

研究発表
戦後英語教育政策史へのアプローチ
江利川 春雄 氏(和歌山大学教育学部

【概要】戦後70年の英語教育政策史をマクロ的に通観し、「国民教育としての英 語科教育」の成立・発展過程をたどることで、エリート育成策に 傾斜する現状 を省察する。とりわけ、敗戦占領下での新制中学校への英語導入過程、アメリカ 側のソフト・パワー戦略としての英語教育振興策、経 済界からの英語教育要 求、臨時教育審議会での英語教育政策論に焦点を当てたい。

問合せ先:例会担当(電子メール:reikai@hiset.jp)

会場のある23階へは、17階でエレベーターの乗り継ぎが必要となります。以下をご参照ください。
 (1) 近鉄百貨店タワー館の地下1階で北口隣りのエレベーターに乗る
 (2) 17階(オフィスフロア)で一度降りる
 (3) オフィスフロアからは低層階(17〜25階)用のエレベーターに乗る

みなさまのご参加をお待ちしております。