常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

scored with a rabona

コッパイタリア準々決勝で本田圭佑選手所属のACミランはカルピ相手の試合を2-1で勝利を収めています。ミハイロビッチ監督のインタビューでは先制点を奪ったバッカ選手のやや技術についても言及されています。

On Carlos Bacca’s nifty goal to open the scoring:

“Bacca scored with a rabona tonight and he got it spot on. It’s a risky move but one that he has in his blood. When he pulls it off and scores, that’s great.”

以下省略

http://www.italianfootballdaily.com/milan-mihajlovic-we-can-compete-for-a-top-three-finish/

今回取り上げるのは”rabona”になります。サッカー用語の一つで、軸足の後ろを廻って蹴り足を交差させてボールを蹴る技術のことを指します。

ラボーナの起こりは、1948年エストゥデアンデスロサリオ・セントラルにあります。エストゥデアンデスのリカルド・インファント選手が初めてラボーナを披露、およそ35メートルの位置からネットを揺らしました。これを受け、サッカー誌El Graficoはこの用語を初めて誌上に掲載、” El infante que se hizo la rabona”と見出しを付けました。”hacerse le rabona”はずる休みをする(play hooky)という意味で、苦手とする左足の使うことをサボったと捉えた事に起因するのでしょう。(あいづ)

参照した記事
http://talksport.com/football/why-it-called-rabona-youll-find-answer-here-141024120593