常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

start CPR

先生から教えて頂いた記事から取り上げます(Inahoさんと同じ記事です)。

アメリカのフロリダ州で、火曜日の未明、母が誤って娘を撃ち、娘が病院に搬送され、死亡が確認されました。母親は、侵入者だと勘違いし、撃ってしまったそうです。

Florida mother shoots daughter she thought was intruder

A woman in St. Cloud, Florida, woke up just before midnight Tuesday and fired a shot at a person she thought had broken into her home.
But the person wasn't an intruder; it was her 27-year-old daughter.

The woman fired one round, but police didn't say where the bullet hit the daughter. She died at a hospital.
中略

After getting instructions to start CPR, the husband leaves the phone and a woman frantically talks to the dispatcher. The daughter is still breathing but very slowly, she says.

About five minutes into the call, the dispatcher tells the woman that paramedics should have arrived.

以下省略

http://edition.cnn.com/2015/12/30/us/florida-mother-shoots-daughter/index.html

取り上げる表現は、“CPR”です。“CPR”とは、“cardiopulmonary resuscitation”の略で、『ジーニアス英和辞典第4版』には、「心肺機能回復法、心肺蘇生法」と記載されていました。“start CPR”で「心肺蘇生法を行う」と表されていると思います。では、日本では、はやっているAEDとはどう違うのでしょうか。

まずCPRを見ていくと、『日本救急医学会』には、「心肺機能が停止した状態にある傷病者の自発的な血液循環および呼吸を回復させるために、心臓マッサージや人工呼吸などを行う心肺蘇生法」と記載されていました。

次にAED を確認すると、『自動体外式除細動器といい、電極のついたパッドを裸の胸の上に貼ると自動的に心臓の状態を判断し、もし心臓が細かくふるえて血液を全身に送ることができないようであれば、電気ショックを与えて心臓を正常に戻す機能』とありました。

人自ら行うか、機械が行うのかの違いがあることが分かりました。CPRを調べていく中で、心肺蘇生法を何度か学んだ記憶を思い出します。(Nao)