常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

make a splash

大量死によって中断されていたマグロ群泳が復活し、22日より一般公開されました。水槽には衝突死を防ぐため壁の存在を認識させる黄色いテープが張り巡らされています。

昨日のJapan Newsの写真のキャプションから,“Making a splash”をとりあげます。『Wisdom英和辞典第3版』(三省堂)では「make a splash:(一気に)注目を浴びる[世間に知れ渡る]、大評判を得る」とありました。LDOCEでは“to do something that gets a lot of public attention”と定義されています。“splash”は名詞で「(水などの)パシャン[ザブン]」という意味を持ち、英語圏では擬音に用いられる表現です。ザブンという音を立て水に入れば注目を浴びるという様子から“make a splash”という表現が生まれました。ここでは、水槽にマグロを投入させた時の音や泳ぐときの擬音「パシャパシャ」を連想させる意味合いも兼ね備えています。(Chris)

PS 残念ながら再び今回投入されたマグロのうち数匹が亡くなったようです。