常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

ordinary profit

 本日は”ordinary profit”を見ていきます。経常利益と訳されます。新聞でもよく出てくる用語で経常(けいつね)と呼ばれることがあります。
 “ordinary profit”は営業利益から,利息の支払などの金融的な費用を引き,利息の受取や有価証券の所有から生じる配当や,売却により得た利益を加算した利益になります。この利益指標は企業が通常の営業状態で経営していた場合に稼ぎ出す利益を表します。企業の通常の経営状態を最もよく表す利益であると考えられています。
 日本で会社の成績に関する判断指標として最もよく用いられています。日本企業は資金を調達する際に,株主ではなく銀行から融資を受ける形態が一般的でした。つまり経常利益がプラスであるということは銀行に対する利息を支払う能力を証明することができるのです(Ume)。